大地のめぐみのストーリー

株式会社大地のめぐみは、福島県出身の南原正大、南原裕之、原好光ら3名によって設立された農業法人です。
当社設立の背景には、様々なストーリーや想いがありました。

株式会社大地のめぐみは、福島県出身の3名が設立した農業法人です。
株式会社大地のめぐみは、福島県出身の3名が設立した農業法人です。

美しいあの景色を、もう一度・・・
福島のあるべき姿を取り戻すために兼業から専業農家へ

2011年3月11日、東日本大震災が起き東北地方は大きすぎる被害を受けました。この忘れてはならない災害発生から少し落ち着きを取り戻したころ、片草地区は原発から20km圏内であったため、「もう農業はできないだろう」と思い、農具のほとんどを捨てました。

美しいあの景色を、もう一度・・・福島のあるべき姿を取り戻すために兼業から専業農家へ

避難指示が解除され、片草地区では約150世帯のうち100世帯ほどが帰還し、そのうち約60世帯が農家でありながらも、高齢の方も多く耕作ができないという状況にも陥っていました。

こうした影響から耕作放棄地が荒れていく中、“避難指示解除区域”の営農再開に向けたプロジェクトが始動。片草地区にもこのプロジェクトの影響があると聞きつけ、「一度は諦めた農業ではあるけれど、ここが好きだから、片草で農業ができるならやりたい」と思ったことがきっかけで勤めていた会社を早期退職し、故郷再生のために専業農家に転身する覚悟を決め、農家として再スタートしました。

生まれ育った福島県の、“片草地区のこれから”を考えたとき、今のままではよくないと立ち上がったのが大地のめぐみです。また農家の高齢化問題だけではなく、その他にも20年以上前からライスセンターでコンバイン、乾燥器の共同作業により効率が悪いとされてきた部分や、水稲の生息状況に合わせた水管理が難しいということなどを改めて実感しました。

営農再開に向けて始動した、ほ場整備事業はこれらの問題を解決できるチャンスでもありました。

自分たちが育ってきた環境の過去の姿と現在の姿を重ね合わせ、震災や農家の減少により出現した耕作放棄地を無くし、四季の移ろいが感じられる“美しい風景”を取り戻すべく現在も今と未来を見つめて前進し続けています。

株式会社大地のめぐみの代表ら3名は、 “震災”がなければ専業農家にはなっていなかったと語っています。
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